静岡クロマハープ協会 ... ...


「 Autoharpの種類 」


”オスカーシュミット製 ”
(内蔵ピックアップ付き)

”東海楽器製 ”
(貴重な日本製)

”アーカンソーハープ
(ダニエル氏手作りハープ)
(内蔵ピックアップ付き)

”ダルシハープ ”
(オーセイー手作りハープ)
(内蔵ピックアップ付き)

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構造と演奏方法



(真中の写真をクリックしてね、詳しく判るよ)

右手の指に 3個または4個のピックをつけます、そして 膝の上にハープ
を載せて、左手の指でコードバーを抑えます、次に右手で弦の上を上下にストロ
ークさせます、するとそのコードの必要な音以外はフェルトによって消されて、
きれいな音が再現されるのです(左の写真を見てください!)フェルトのくぼんだ
ところの弦が鳴るのです、ですから初心者でも簡単に きれいなハーモニーを出
す事ができ ギターのようにコードの構成音を知らなくても良いので、ご婦人達
にとても人気があるのです。但しメロデイーをきれいに弾くにはそれなりの練習
が必要とされます、でもギターを弾くよりずっと簡単だと言えるでしょう




このハープは世界中でオートハープと呼ばれていますが 静岡のハーパーはこの
半音(Chromatic) のあるハープをクロマハープと呼んでいます

Autoharp or (Chromaharp) の歴史 (概略)
オートハープ(世界的呼び名なのでこのように呼ばせて頂きます)はドイツ系移民
のアメリカ人で 1885-88年をさかのぼる、フィラデルフィアに住んでいた Charles
Zimmermannによって製造フィラデルフィアの店で生産された、という話があります

ただしその前に 私々がオートハープとして知っている器具の本当の発明者は
ドイツ人のカルル・アウグストGutterで 彼がその原型となるものを作っていたと言
われていますが 彼はオートハープとしての特許を取得してなかったらしいのです

オートハープは1880年代から 1890年代にはとても人気があって(5万台余も売れた)
特に 米国の東海岸の町には多くのオートハープクラブが存在しました。しかし残
念な事に 1900年代の初め頃には、ジャズの人気に押され ほとんど一般的に楽器と
して演奏される事はありませんでした 新しい音楽に属することに失敗したからです

1950年代にMaybell Cater、Sarah Caterがオートハープを弾いて人気を得 再びこの
楽器はカントリーミュージックの合法的な楽器として知られるようになったのです1970
年代から 1980年代にかけて広がっていきました そしてオートハープクラブやイベント

コンテスト、 ワークショップ、カルチャーセンターの講座などとして成長し続け最近で
は世界各地で多くの愛好家によって アメリカの初期の音楽やアイリッシュの音楽には
無くてはならない楽器として愛され続けています、 ここ静岡では オートハープと呼ぶ

より、楽器メーカーの商標である”クロマハープ”の名称で多くの愛好家によって愛さ
れてきました。このためアメリカンスタイルの演奏もさることながら幅広く 映画音楽、
歌謡曲、あらゆるジャンルの曲が演奏されてきました。例えば日本的な叙情歌”荒城
の月”等もほんとに綺麗に奏でる事が出来ます、 このため我々は数人のハーパーさん
によるグループ演奏等に力を入れているのです