My Little Journey in Germany.


世界遺産 Wieskirche(ヴィース教会)
キリストの三大奇跡の一つ

< BGMは賛美歌インマニュエル >
 


Wieskirche(ヴィース教会)

南ドイツ バイエルンの地 フッセンに ユネスコの世界遺産でもあり キリスト教
3大奇跡の一つである「 涙を流すキリストの像 」の納められている教会が

あります それは18世紀の巨匠 ツィマーマンによるロココ様式の最高建築で
広々とした牧草の中に ニ軒ほどのお店、教会の横には小さなお堂がありました 


( 教会の前の広々とした牧草 )

「ムチ打たれるキリスト像」の安置されていた場所です この像はあまりにも
悲惨な姿のため 使用されないで修道院の屋根裏で忘れ去られていました 

それをマリア・ロリーという農娘が 哀れに思って像を引き取り、祈りを捧げた
のです。すると1738年6月14日 そのキリストの目から涙が流れ出ました。


( 我々の罪を一身に受けて 涙を流すキリストの像 )


この話を聞いた多くの人々が バイエルンのこの地を聖地として 巡礼をする
ようになりました。  これによって、もっと大きな教会の建設を切望され



( ワッ! こ, この人はー! )

1746年から54年にかけて ロココ式の美しい教会として建設されました
天井のフレスコ画はツィンマーマンの弟の作品で、やはり教会を代表するものです。

普通の教会のような外観からは想像もつかないほど 内部は豪華絢爛でした



( 聖壇とパイプオルガン )



< カトリックとプロテスタント >  



このヴィース教会は カトリックの(旧教)の教会で ナッツの行っている教会とは
宗派が違います 17世紀 フランシスコ ザヴィエルによって日本に伝えられた

イエズス会がこの旧教に属しています。 キリスト教の日本伝道以来 九州の
各地では 飛躍的に信者が増えていきました。 大名たちの多くもキリスト
(旧教)を信仰し 宣教師たちに彼等の土地を寄進して 生活を保障した

ため  時の為政者 豊臣秀吉や徳川幕府は 日本の領土すべてが異国の
人々に占領される事を恐れて 禁教令を出したのでした ですから ナッツの

属している教会はプロテスタント (新教)であり これらは江戸時代も踏絵を踏
まされるなどの 迫害の対象にはならなかったのであります

カトリックとプロテスタントの一番の違いは 聖母マリアへの信仰でしょう カトリック
では 父なる神、子なる神(イエスキリスト)、聖霊なる神(我々の傍にいていつも

我々を守って居られる神)の他に 主イエスの聖母マリアへの信仰があります
上記の三位一体の神さまはあまりにも畏れ多いからと言って より身近に感じる

主の聖母マリア様に自分達の悩みを聞いていただくというものです これに対して
  プロテスタントはあくまでも 聖書の記述に忠実である 信仰を旨としています。 

ですから我々は 聖母マリア様に願い事をする事はありませんし 教会もとても
シンプルで 飾りはほとんどありません ただ聖壇が中央にあるだけのもので 

私の行っている教会は普通の公民館のようですよ


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